扁桃摘出手術の体験レポート その1

こんにちは。natoriumです。

 

もう1年前になるのですが、扁桃摘出手術を受けました。

そのときつけていた日記が残っていたのでそのまとめと、手術から1年の経過報告をしていきたいと思います。

私自身、手術を受けようか悩んでいた頃、たくさんの方の手術の体験などを参考にさせていただきましたので、この記事も扁桃摘出を検討している方の参考になれば幸いです。

 

 

 

扁桃摘出手術を受けるにあたっての経緯

高校卒業とともに始めた一人暮らし。

食生活も崩れ風邪を引くことが多くなりました。

その大半が、扁桃炎によるもの。

 

学生時代は生活に支障を来すほどではなかったのですが、

職場のストレスや不安から扁桃炎が悪化。

39度程度の熱を何度も繰り返すようになりました。

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 さすがにこの頃は生活に支障きたしまくりでした。

  •  月に1回の発熱。
  • 熱のないときでも扁桃のあたりが腫れている感覚と熱っぽさ。
  • 扁桃が腫れているため喉が狭くなりいびきをかくように。

この頃、もうこれ以上扁桃炎に振り回されたくない!と嫌気がさし手術を決意しました。

 

診察を受けに大病院へ

一度目の診察で、先生にカメラで喉を見てもらうと、基本的に摘出を勧めるほどの大きさまで肥大していないとのことでしたが、私が生活に支障が出ていること、手術を強く望んでいることなどを加味し、手術をする方向で話が進みました。

そして二度目の診察では、入院・手術の日程が二ヶ月後に決定。扁桃摘出の手術では手術日の1日前から入院が一般的なようです。

 

ちなみに、恥を忍んで先生に聞いたのですが摘出した扁桃を持って帰るのはだめみたいです(笑)。なんとなく記念にとっておきたかったのですが、写真に残すくらいならいいですよと許可いただいたので、写真を撮ってもらうことにしました。

 

それから手術までの二ヶ月間は、手術を受けるために必要な精密検査を受けたり、限度額適用認定証の申請をしました。

入院の1週間前からは、入院時に発熱などで扁桃が炎症を起こしていると手術は延期になると言われていたので疲れなどを残さないようかなり気を遣って生活しました。

 

入院1日目

無事、発熱や炎症を起こさずにこの日を迎えることができました。

看護師さんからの病棟と説明などを受け、自分がお世話になる病室へ。

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病室のベッドに貼られていました


あとは手術を担当してくださる耳鼻科の先生と麻酔科の先生から説明なども受けました。

麻酔科の先生とは初対面でしたがベテランなように見えたので安心しました。

 

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入院1日目の夕食

夕食は、超健康体なのに何故かお粥でした・・・。

白米が大好きなので手術前に食べておきたかったのに残念です。

とはいえ術後しばらくはまともな食事がとれないのでありがたくいただきます。

 

手術を控えていたものの特に緊張することなく眠りにつきました。


入院二日目_手術当日

手術前で緊張はしてましたがよく眠れました。

手術は15時から、12時から水分摂取が禁止です。

 

全身麻酔を受けるため、手術の付添人として母親と姉がきてくれました。

15時まで適当に過ごしつついざ手術室へ。

 

手術室に入ると看護師さんに案内されるがままに手術台に。

 

全身麻酔を受ける場合は紙おむつを着けなければならなかったのですが、

手術台で看護師さんに紙おむつに替えられたときはとても恥ずかしかったです・・・。

こんなことなら自分で先に紙おむつ履いていけばよかった・・・。

 

後悔していると昨日挨拶した麻酔科のベテラン先生ともう一人研修医の方がきました。

どうやら研修医の方が麻酔を担当するようでした。これは聞いてないぞ・・・。

研修医の方は慣れていない様子で、なんだかめちゃくちゃいやな予感がします。

 

まず左腕で点滴を試みますが針が上手く刺さらないようで、その後右腕、右手の甲、左腕・・・と5回以上試しましたが上手くいかず・・・。

 (後で確認すると右手の甲には点滴を試みた痕が3カ所ありました。)

この点滴針が想像より痛くて何度もやり直すたびに弱音を吐いてしまい、看護師さんに励まされながら、結局昨日挨拶に来たベテラン先生に左腕に点滴を打ってもらいました。

投与される麻酔で徐々に眠り、気づいたら手術が終了していました。

 

手術を終えて・・・

私の扁桃は口を開けて見える部分より、口からは確認できない奥の方が肥大していて、喉に接地している面が広いため先生の予想より出血が多く、普通の人より少し長い二時間ほどかかったと聞きました。

それでも手術自体は上手くいったようで一安心です。

 

麻酔から目が覚めた直後は点滴と酸素マスクをつながれた状態で、喉の痛みより舌が痛くて声も上手く出せません。

どうやら手術時に舌が下がらないように舌を器具で掴んでいたため強く腫れているようです。時間が経つにつれ喉もめちゃくちゃ痛くなってきます。

意外と辛いのが傷口からにじみ出る体液。飲み込むことも痛くて困難でティッシュにはき出すしかありません。(この日だけで箱ティッシュを半分使い切りました。)

 

仰向けで寝ようとすると体液や唾液が喉に降りてきてむせてしまい、むせると喉に響いて痛む。思い返せば術後2週間は、手術したことを何度も後悔していたのですが、このときが一度目の後悔でした。

 

ベッドの上半分を少しあげると楽になったので、その体勢でだいたい三時間ほどは眠れました。

  

 

長くなりましたので術後1日目から続編とさせていただきます。

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